木曜日に妻が面会に行きました。私は会社の後で状況を聞いただけでしたが、状態は深刻でした。手がつけられないので、金曜日に退院させるそうです。今思えばなぜこの日に連れ帰れなかったのか、とても悔やみました。
金曜日です。私は会社を休んで妻と一緒にセブンを迎えに行きました。
セブンは、目も当てられないほど弱りきっていました。リンパ腫でした。足はむくみ、目はうつろで、身動きすらできず、力なく鳴いていました。
飼っている方はご存知でしょうが、フェレットはほとんど鳴きません。声を聞くのはごく小さな赤ん坊の頃や、よほど興奮したとき、かなり痛いときだけです。セブンの声はいつ以来でしょうか・・何年ぶりかでこんなつらそうな声を聞くことになるとは思いませんでした。
家路を急ぐ車の中でもセブンはずっと苦しそうに鳴いていました。動くことはまったくできないようでした。ただ小さく、鳴いていました。
妻は必死に励ましながら、セブンの身体をさすっていました。身体がとても冷えてしまっていました。
20分ほどでようやく家にたどり着きました。セブンをじゅうたんの上にのせて、声をかけます。でも動くことができないのか、ちいさく鳴き続けます。
「もう、着いたよ・・よくがんばったね・・」
声をかけ続けます。
2人とも涙が止まらず、ただやさしくセブンの身体をさすっていました。
病院で買ってきた何種類かのおやつをセブンに差し出します。小さく砕いて、口元へ運びますが・・食べません。
仲良しのレックスを隣の部屋から連れてきてあげました。
レックスはセブンの口元に転がっているおやつのにおいをかいだだけで、セブンのことは気にしていないようでした。
私はもう我慢ができず、こう言いました。
「・・もう、いいよぉ・・がんばらなくていいんだよぉ・・」
とたんにセブンは小さく動きました。一瞬、目を大きく見開き、身体を起こしかけたように思えました。
次の瞬間、そっと崩れ落ち、そして動かなくなりました。
・・一度に書くにはちょっとつらい(もういいと思って書いたのですが・・無理みたいです^^;)ので、今日はここまでにします。続きを、後日がんばって書きたいと思います・・
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すっごく残念で辛く寂しいですね・・・
最後に声かけながら さすってもらえて、それだけでもセブンは静かに眠れたと思います。
wakyoさんも、がんばらなくていいんですよ。奥様も、皆さんも・・・
苦しむ時間が短くて済んだだけ良かったと思うしかないです・・。
家までがんばったセブンがとても誇らしいです^^